更新 :2005/04/17 13:15
かねやん企画
本棚の片隅
まんが談義


TWD EXPRESS 第6回へ 第8回へ

作品名 TWD EXPRESS
作者 聖悠紀
原作者 ------
総巻数 4巻
掲載雑誌 コミックノーラ
出版社 学習研究社
第1巻
初版日
1987/01/24
評価 画質 ☆☆☆★★
ストーリー ☆☆★★★
キャラクター ☆☆☆★★
オリジナリティー ☆☆☆★★

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「かねやん」のーと

『あなたの大切な品物を! 星から星へ運びます どの船よりも早く TWD EXPRESS!!』
今は無きコミックノーラに連載された宇宙を舞台にした運送屋サンの物語です。

といっても、聖悠紀さんのストーリーですから単なる運送屋サンの話ではありません。
違法科学者や宇宙海賊との戦いなどのSFアクションで、聖悠紀さんお得意のストーリーです。

物語に登場する人物のニックネームから名づけられたこの会社ですが、3人それぞれが特殊な過去を持っています。
元宇宙軍の特殊部隊の軍人でパイロットの"ケン・カトー"(タイガー:T)、超エリートのコンピュータ技師で航海士の"デューク・スターン"(ウルフ:W)、催眠術を得意とする特殊技能者で機関士の"イワン・サルニコフ"(ドラゴン:D)が借金を抱えながら悪戦苦闘しつつ会社を運営するのですが、彼らの過去の因果等から様々なドラブルに巻き込まれます。
物語の当初に、人造人間(ハイドロと呼ばれる物体)の女の子"リナ"がストーリーの展開に加わりデュークの彼女として3人の仲間になるのですが、この他に"シュー・シュー"というハイドロも後に加わり主要登場人物は5人になります。

超人ロックと同様スーパーヒーローが活躍するストーリーですので、複雑な人間模様などはありませんが痛快アクション作として楽しめると思います。
聖悠紀さんの作品は淡々としている部分も多いため評価は分かれるとは思うのですが、私はこれらのストーリー展開の"間"が好きなのでお勧めの一品です。ただ、突然の打ち切りだったのか最終話などは突然物語が終わっており、語られるはずであった3人の出会いのエピソード等も無いことから、読むとちょっと消化不良になる部分もあります。
しかしながら、基本的には1話完結の短編ストーリーなので、SF好きの人は十分楽しめると思います。


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