更新 :2005/04/17 13:15
かねやん企画
本棚の片隅
まんが談義


ONE NIGHT CITY 第8回へ 第10回へ

作品名 ONE NIGHT CITY
作者 小林治
原作者 ------
総巻数 1巻
掲載雑誌 メタルキッズ,他
出版社 ふゅーじょん
ぷろだくと
第1巻
初版日
1987/12/15
評価 画質 ☆☆☆☆★
ストーリー ☆☆★★★
キャラクター ☆☆☆☆★
オリジナリティー ☆☆☆☆★

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「かねやん」のーと

最近はコミックの発行は殆どされておらず寂しい限りですが、アニメOVAのメカデザインやCMの企画に参加されて多忙にすごされています。小林治さん。

お兄さんの小林誠さんもコンバット系のコミックで確固たる地位を確立されており、誠さんの参加するプロジェクトには治さんも多く参加されています。

そんな彼の新人時代、後の活躍のベースともなった作品を収録した作品が今回ご紹介する単行本です。
(実際、治さん自身がホームページでこの点についてコメントされています)
出版元が"ふゅーじょんぷろだくと"で、出版当時でもそれほど広くは知られていなかったと思える本ですのでこれを持っている人は相当のSFマニアだと思います。

収録されているのは本格SF短編で、ブレードランナーをモチーフにしていたり、"アーノ○ド・シュワ○ツネガーが刑事だったら?"をイメージして作られた作品などで、海外のSFコミッククリエーターの絵柄に大きな影響を受けつつ、彼独特の柔らかい絵柄が"エンピツ薄墨マンガ"として描かれています。
(一部の絵柄は昔の"外薗昌也"さんと非常に似ている部分もあり、彼も海外からの影響を強く受けていた事が伺われます。)

作品自体の内容は新進気鋭で、円熟の域には達していない(所謂習作の部類に入るかも・・・)為、ちょっと不満の残る所もあるのですが、キャラクターが非常に魅力的ですので入手して損は無いと思うのですが、出版されている絶対数が少ないであろう事と、私のように持っている人間は多分絶対手放さないだろう事から、現時点では古書店等でも殆ど入手不可能では無いかと思われます。

当時の作画ペースは1日1ページ程度で、誠さんからは"そんな事してると、貧乏になるよ〜。"などとからかわれたエピソード等も彼のHPで紹介されていたりします。

今回、このページを書くため、内容を再確認してたら、"天空の城ラピュタ"についての治さんの感想ノートがありました。"ラピュタ"ってこんなに昔だったんだ。と、月日の早さを改めて感じてしまいました。


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