更新 :2005/04/17 13:15
かねやん企画
本棚の片隅
まんが談義


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the SPIRIT of WONDER 第13回へ 第15回

作品名 the SPIRT of WONDER
作者 鶴田謙二
原作者 ------
総巻数 1巻
掲載雑誌 「モーニング」他
出版社 講談社
第1巻
初版日
1988/3/23
評価 画質 ☆☆☆★★
ストーリー ☆☆★★★
キャラクター ☆☆☆★★
オリジナリティー ☆☆☆☆★

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「かねやん」のーと

今回ご紹介する本は鶴田謙二さんの「the SPIRIT of WONDER」。

コミックオープンを受賞した「広くてすてきな宇宙じゃないか」を始めとするファンタジーSF短篇集で、モーニングに作品が発表される際に「SPIRIT OF WONDER」シリーズとして発表されました。
ですので、基本的には一話完結の読切作品です。
ですがモチーフとなるのは老科学者と少年・少女という人物構成が殆どで、近未来や、空想世界の話で有りながら何処かノスタルジックな匂いがする作品群です。

今回の紹介本は97年に「チャイナさん」シリーズを含めて再版された分ではなく、一番最初に単行本化された分です。
表紙絵を見ても分かる様に「1」の数字がはいっていますので、本来は「チャイナさん」シリーズのみで、第2巻が出る予定だったのでしょうが、私の知る限りでは見た覚えが無いので、「チャイナさん」を読みたければ、再販分の「Spirit of Wonder」を入手するしか有りません。
先ほどから「チャイナさん」と連発していますが、今回紹介の本がまとめられた後にアフタヌーン誌上に掲載された「チャイナさんの憂鬱」「チャイナさんの願事」「チャイナさんの逆襲」の事です。このエピソード分はビデオ化もされていますので、タイトルを聞いた事ぐらいはおありかも知れません。

鶴田さんの作品はどれもファンタジーSFの特色が強く、しかも、どちらかと言えば"空想科学小説"的ノリの作品が多いので、作品の評価については賛否の別れるところだとは思いますが、氏の描くキャラクターには魅力がありますので、この点においては多くの人に受け入れられる物だと思います。

いつもの事ですが、今回の本、及び再版分の本とも、最近では新書としては販売していないと思われます。
(最近、書店で見た記憶が無い・・・)
古本屋で気長に探す必要があるのかも知れませんが、一部マニア向けの専門店では1万円程度の値が付くとの噂もあり、よほどの苦労を伴う事は確かなようです。


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