更新 :2005/04/17 13:15
かねやん企画
本棚の片隅
まんが談義


21

黄昏通信 第20回へ

作品名 黄昏通信
作者 田中雅人
原作者 ------
総巻数 1巻
掲載誌 ------
出版社 新書館
第1巻
初版日
1987/11/10
評価 画質 ☆☆★★★
ストーリー ☆☆★★★
キャラクター ☆☆★★★
オリジナリティー ☆★★★★

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「かねやん」のーと

最近はあまりメジャー系への作品発表がなく、ちょっと残念な田中雅人さん。
しかし、私はけっこうお気に入りの作家さんです。
で、はたと気が付いたんですが、私はなぜにこんなに気に入っているのか?
今回取り上げた「黄昏通信」に納められた作品群に限って考えても、
絵 −−−> お世辞にも美麗とはいえません。
キャラクター −−−> 失礼ながら十人並みでしょう。
ストーリー −−−> SF・ファンタジー系としてはほぼ王道といっていいホラーを絡めたストーリーで特に目新しいものでもありません。
ですが、氏がメジャー系で活躍されていた当時、私にはどうしても気になる作家さんの一人でした。
上記には毎回作品の評価を書いていますが、理由があって入れていない項目があります。
それは”作風”。
この”作風”、上記に挙げた項目にくらべて個人の感性に影響される点が多いと判断し、わざと記入していない項目です。この”田中雅人”さんの作品に漂う”作風”がどうも私の感性をくすぐるようなのです。
反対に 「妖女ミカヅキ」や「パーマネントバケーション」など、ホラー系の作品以外のコメディー作品にはなぜか触手が伸びなかったので、データベースにも殆ど登録が無い状況となってしまっています。
氏のホラー作品にどうやら波長があってしまった様です。

「黄昏通信」に収録されているのは基本的に読みきり作品ですが、共通の人物が登場する話しもいくつかあり、全体的には、学園SFファンタジーホラーと言うようなジャンルの作品群になります。
確かに今読むと作品の古さを感じずにはいられませんし、完成度が高いわけではありませんが、その分肩に力が入らず、ライトホラーを愉しむ作品としてキラリと光る物があると思います。


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