更新 :2005/04/17 13:15
かねやん企画
本棚の片隅
まんが談義


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SILENT RUNNER 第15回へ 第17回へ

作品名 SILENT RUNNER
作者 外薗昌也
原作者 ------
総巻数 1巻
掲載雑誌 ------
出版社 白夜書房
第1巻
初版日
1985/10/01
評価 画質 ☆★★★★
ストーリー ☆☆☆★★
キャラクター ☆☆★★★
オリジナリティー ☆☆★★★

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「かねやん」のーと

現在「アフタヌーン」誌上で「犬神」を連載中の外薗昌也さん(本作品時のPNは外園昌也)
その作品群はSFをモチーフにする物が殆どですが、80年代の商業誌デビュー当時は荒削りながら単純なSF色の作品を発表されておりました。
画風も現在のものとは大きく違い、作品テーマも都市型の荒廃世界観をモチーフにされている事が多かったようで(「雨」シリーズはファンタジー系でちょっと違うけど・・・)、現在の作品で彼の作品をお知りになった方々には違和感があるでしょう。

当時の作品の中では「VOICE」シリーズが最高峰かとも思いますが、今回ご紹介の「SILENT RUNNER」同様、当時のSF映画の影響を強く受けておられ、本作も「ブレードランナー」を強く意識して描かれた作品です。

本作のストーリーは単純明快で未来の開発惑星上の荒廃した都市で探偵を営む主人公の所に事件が舞い込んでくると言う物です。主人公は地球出身ですが、なぜかこの惑星に居ついてしまっており、そこら辺の設定はあいまいなままストーリーは進展します。
依頼人となるのは少女で、少女を助ける男やもめのストーリーとなりますので、ハードボイルドもどきの作品になっていますが、変にストーリーを複雑にしていない分、好感をもって読むことが出来ます。。
作品の完成度としては取り立てて高い訳ではありませんが、その分、作者の若い「まんが」に対する思い入れが伝わって来るようで、お気に入りの作品です。



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